キッズキッチン協会は、キッズキッチン活動を推進する任意団体として、子ども達の食を取り巻く現状、 児童教育などに問題意識を持つ企業、地方公共団体、学識経験者などを中心に、平成17年9月に設立されました。
食育基本法が2005年7月に施行され、「食育」を国民運動とし国を挙げて食生活の乱れを正していこうとする中、 キッズキッチン協会は幼児のころから「料理」という行為を通じて‘五感‘を働かせ体験する体感型食育によって得られる計り知れない可能性や将来性に着目し、 さまざまな業界の知識・技術を集結し、情報交換や研究を重ねながら、日本の豊かな未来のために活動していくことを目標として設立されました。
「食」を通じ、子どもにとって良い体験となる事を重視した、子ども自身による体験型 食育プログラム(以下「キッズキッチン」という)の実施
「キッズキッチン」活動を支えより広範囲に普及させていくためのインストラクター、及び食に関してプロフェッショナルに活動できる人材の育成
キッズキッチン活動の具体的な手法論や、推進方策に関する調査、研究の実施
民間企業・自治体・公益法人などによる食育推進(ビジネスモデルなどの研究・調査)のあり方、ならびに社会貢献活動としての関与のあり方の調査・研究
キッズキッチン活動の普及、啓発のためのプロモーション、パブリシティ活動の実施
その他、本会の目的を達成するために必要な事業
まな板の上の食材と、それに向き合う子どもの手をモチーフに。TVゲームやネットなど、バーチャル全盛の時代に、 手触り、五感を通したリアルな体験のすばらしさを伝えるキッズキッチンの価値をマークにこめています。
神戸生まれの神戸育ち。同志社大学英文学部卒。幼児期からの食育を30年以上前から提唱し、日本の食育実践の先駆け、NHK教育テレビの「ひとりでできるもん」の産みの親でもある。「台所は社会の縮図」として、食育、介護、防災、食の村おこしなど、広く問題解決に取り組む社会派料理研究家。教育においては、ハンズオン(体感)教育を食育の分野から行う。チルドレンミュージアム研究として教材開発し、子供の体感料理教室「キッズ・キッチン」は、本物の学力向上の切り札として注目を集めている。阪神淡路大震災に被災し、その経験をもとに台所からの頑張らない防災を紹介する。食コンサルタントとして、製造、流通、レシピ開発まで広い視野での指導も行う。サカモトキッチンスタジオ主宰。
農林水産技術委員、相愛大学客員教授、神戸女子大学短期大学非常勤講師、高島市食育推進協議会副委員長、近畿米粉食品普及推進協議会会長、キッズキッチン協会会長、食と農の応援団員、子供のための博物館「キッズ・プラザ・オーサカ」講師、きんき・ふるさと応援団(地域活性化アドバイザー)、小浜市御食国大使、よみうり子育て応援団団員、アユタヤ・カービング協会理事、日中友好協会神戸支部参与、保育学会会員、日本書芸院会員、道具学会会員、伝統食品研究会理事、テンペ研究会理事
キッズキッチンはこどもの成長に欠かせないものです。キッズキッチンを体験した子供は、劇的に変わります。キッチンに入って来た時の顔と、全てを自分たちで作り終え、美味しさを作り出した自分が素晴らしいと心底思った後の顔は本当に違います。自分が本当にちゃんと出来ると分かったら、自分で自分を信じることができるのです。そしてこれから出会うかもしれない出来事にチカラいっぱい頑張って取り組むことができるでしょう。長い人生を楽しく、元気に生きてゆく力のもとを全ての子供達に体験して欲しくてこの協会が作られました。個人、自治体、企業が連携を取りながら一人でも多くの子供がキッズキッチンの体験ができるように頑張っています。目には見えないけれどキッズキッチンが育てる宝物をご一緒にもっともっと広げて行きませんか。
順不同、敬称略